山梨の名産品として愛されてきたうなぎを甲州郷土料理わらじで味わってください

実はうなぎは甲府の名産品!

うなぎは山梨の名産として愛され、特に地元でとれたものは肉厚で食べ応えがあり美味しかったと、甲府の食文化を紹介する文献に記載されていました。

山梨県立博物館には「山梨県甲府各家商業便覧」という料理店を紹介している文献が保管されており、全18件のうち6件という非常に多い店舗数が登録されていました。

当時の値段は、現在と同じように高価なものとされ、うなぎ御膳が25~30銭、大蒲焼が12~16銭、うなぎ丼は5~12銭ぐらいの値段が付けられたようです。現在の金額に換算するとうなぎ御膳は約5500円、うなぎ丼は1600円ほどという事になります。

しかしながら、その質は非常に高く評価されており、「甲州道中記」には江戸で取り扱われているものと比べても遜色ないと記されていました。

「山梨県甲府各家商業便覧」で紹介されているうなぎ屋には「地前」の表記がされており、地元荒川でとれていましたが、静岡から運ばれていたものもあったようです。

静岡で取れた鰻は生きたまま籠に入れられ、中道往環を通り長い道のりを経て甲府に運ばれるほど、うなぎは山梨で愛されてきた食材と言えます。

うなぎには身体が湿ってさえいれば長く生きることができ、陸地でも呼吸ができる特殊な性質を持っていたため、長旅にも耐えることができたと言われています。