秘伝のたれ
秘伝のたれは長年継ぎ足し続けた甲州秘伝のものを使用しています。ふっくら蒸し上げたうなぎをタレの中にたっぷりくぐらせ、絡ませ、焼き付けます。うなぎと一体となった極上の旨味をご賞味ください。
もちろん、炊きたてのご飯にもしっかりかけて、焼きたての蒲焼きと一緒に最後の一口までお楽しみいただけます。
伝承される技『焼き一生』
こんな言葉をお聞きしたことはあるでしょうか?「串打ち三年、裂き八年、焼き一生」これはうなぎの調理技術のことわざで、習得にかかる時間のことを指します。「桃栗三年柿八年」みたいですよね。最後の「焼き一生」というのは、それだけ焼くことが難しいことを表していて、生涯磨き続ける終生未完の技です。
当店の熟年の職人は、うなぎの道を歩んでもうすぐ40年。受け継がれる甲州の技を皆様にふるまうとともに、若手の職人にも伝承していきます。
新鮮・厳選の素材
当店のうなぎは新鮮で美味しいものを厳選して各地より仕入れています。時には静岡県から、時には宮崎県から、時には鹿児島県から。一番美味しいものを見極めることが重要だと思っています。
その日のうなぎの産地については、スタッフへお尋ねください。
甲府の名産 うなぎ料理
うなぎは山梨の名産として愛され、特に地元でとれたものは肉厚で食べ応えがあり美味しかったと、甲府の食文化を紹介する文献に記載されていました。
山梨県立博物館には「山梨県甲府各家商業便覧」という料理店を紹介している文献が保管されており、全18件のうち6件という非常に多い店舗数が登録されていました。
当時の値段は、現在と同じように高価なものとされ、うなぎ御膳が25~30銭、大蒲焼が12~16銭、うなぎ丼は5~12銭ぐらいの値段が付けられたようです。現在の金額に換算するとうなぎ御膳は約5,500円、うなぎ丼は1,600円ほどという事になります。
その質は非常に高く評価されており、「甲州道中記」には江戸で取り扱われているものと比べても遜色ないと記されていました。
「山梨県甲府各家商業便覧」で紹介されているうなぎ屋には「地前」の表記がされており、地元荒川でとれていましたが、静岡から運ばれていたものもあったようです。
静岡で取れた鰻は生きたまま籠に入れられ、中道往環を通り長い道のりを経て甲府に運ばれるほど、うなぎは山梨で愛されてきた食材と言えます。
うなぎには身体が湿ってさえいれば長く生きることができ、陸地でも呼吸ができる特殊な性質を持っていたため、長旅にも耐えることができたと言われています。
甲州郷土料理
わらじではうな重以外にも山梨の美味しい郷土料理を数多く取り揃えております。県民食である「ほうとう」や、「馬刺し」に「とりもつ煮」などの郷土料理、さらに当店オリジナルの「わらじかつ御膳」や「とろろ御膳」もボリュームいっぱいの美味しさ!
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